
オーダースーツを持ち運ぶ際にシワや折り目ができてしまったという方もいらっしゃるかもしれません。特に移動が長時間に及ぶ場合にはどうしても形が崩れてしまいがちです。
一体どのようにしたら、出張先や旅先でスーツを美しく着こなせるのでしょうか。
今回はオーダースーツを持ち運ぶ際に気を付けることやシワにならない工夫、スーツを持ち運ぶ際に役立つアイテムについて紹介します。
オーダースーツを持ち運ぶ際に気を付けることは?
オーダースーツを持ち運ぶ際は、以下のことを意識するだけでスーツの美しさを維持しやすくなります。ここではオーダースーツを持ち運ぶ際に気を付けることを解説します。

ニオイが移らないようにする
オーダースーツに限らずスーツはニオイがつきやすい衣類です。食べ物やニオイが強いもの(香水やヘアワックスなど)と一緒にしておくとニオイが移ってしまうことがあります。ニオイの強いものと違う場所に収納するか、スーツだけ密閉できる袋などに収納すると安心です。
たたんでいる時間を短くする
どんなにキレイにオーダースーツをたたんでも、長時間そのままにしておくとシワの原因になります。オーダースーツを持ち運ぶ際には、出かける直前にバックなどに入れ、滞在先に着いたらすぐにハンガーにかけておきましょう。また、スーツをかけておくときはジャケットとパンツを別々にするとよりキレイな状態を保ちやすくなります。
湿気に注意する

オーダースーツを持ち運ぶ際は雨や湿気にも注意が必要です。対策としては防水加工や撥水加工のあるバックを使うことやオーダースーツと一緒に乾燥剤を入れておくことなどが挙げられます。
オーダースーツが雨や湿気で濡れてしまうとカビや色落ちなどさまざまなトラブルの原因になります。出先で急な雨に見舞われたときにはビニール袋だけでも被せておくと湿気を最小限に抑えることができます。
オーダースーツを持ち運ぶ際にシワにならない工夫
たたみ方を考える
- ジャケットのたたみ方
1 両襟を揃えて裏向きに折る
2 一方の袖に手を入れて、反対側に押し込む
3 両方の肩が重なるようにもう一度整える
4 襟側から裾に向かって丸める
- パンツのたたみ方
1 パンツの前と後ろの中心で折り、横を正面に置く
2 裾とウエストの角が揃うように半分で折る
3 ウエストの角に向かってもう一度半分に折る
たたみ終わったら、スーツ用のケースに入れてバックやスーツケースに収納することが望ましいですが、もしケースが用意できない場合には、ジャケットをパンツで包むようにすると乱れにくくなります。
シワになりにくい素材を選ぶ
- ポリエステル
シワになりにくく、耐久性が高い素材。速乾性があり、お手入れが簡単です。
- ウール
質な風合いを持ちながら、特殊加工を施すことでシワになりにくくなっています。通気性が良く、季節を問わず快適。
- ストレッチ素材
ポリエステルやウールにポリウレタンを混ぜることで、伸縮性とシワ耐性を両立。動きやすさも向上します。
シワにならないために役立つアイテム
トラベルスチーマー

トラベル用スチーマーは、スーツにできたシワを手軽に取り除く便利なアイテムです。コンパクトで軽量なため、持ち運びに適しており、出張や旅行先のホテルで簡単に使用できます。スチームの熱で繊維をやさしく伸ばし、生地を傷めることなくシワを解消します。選ぶ際には、速暖機能があるものやスチーム量を調整できるモデルがおすすめです。忙しい朝や急なシワ直しに役立つため、持ち運び用として1台用意しておくと安心です。
シワ取りスプレー
シワ取りスプレーは、外出先でスーツにできた軽いシワを手軽に伸ばせるアイテムです。スプレーを吹きかけ、生地を軽く引っ張るだけでシワが目立たなくなります。使用後すぐに乾燥する速乾性のものが特に便利で、出張や旅行の際にバッグに一本忍ばせておくと役立ちます。また、ウールやシルクなどデリケートな素材にも使用できる低刺激タイプを選ぶのがおすすめです。
滑りにくいハンガー
滑りにくいハンガーは、スーツを型崩れさせずに保管するための必需品です。肩幅にフィットする形状のハンガーを選ぶことで、ジャケットのラインを崩さず、パンツも丁寧に掛けられます。ベルベットやゴム素材などの滑り止め加工が施されたものは、衣類がずれ落ちにくく扱いやすいです。また、パンツを掛けるバーが付属しているモデルなら、セットアップを一緒に保管できて便利です。
ポータブル衣類ブラシ
ポータブル衣類ブラシは、スーツに付いたホコリや汚れを簡単に取り除けるアイテムです。コンパクトで軽量なため、バッグに入れて持ち運びやすく、出張や旅行先でのケアに最適です。天然毛や柔らかいナイロン製のブラシは生地を傷めず、スーツの繊維に沿って優しくブラッシングするだけで、清潔感を取り戻せます。一部のブラシには静電気防止機能があり、ホコリが再び付着するのを防ぎます。スーツは見た目が第一印象を左右するため、常にブラシで整えておくと好印象を与えます。特に黒や濃色のスーツには欠かせないアイテムです。
オーダースーツを持ち運ぶ際に役立つアイテム
スーツケース
スーツケースはスーツ以外の荷物もまとめて運べるため、長期出張や多くの荷物が必要なシーンで活躍します。ハードケースならスーツをしっかり保護でき、専用のスーツ収納スペース付きモデルもあります。移動中の耐久性や多機能性を重視する方に最適です。

バック
特にガーメントバッグはスーツの持ち運びに特化したデザインで、シワを防ぎつつ軽量で使いやすいのが特徴です。折りたたんだスーツを保護する内部構造があり、肩掛けや手持ちで持ち運べます。出張や会議が多いビジネスパーソンに最適で、簡単に収納できる利便性が魅力です。
スーツカバー
スーツカバーは、軽量でスーツをフラットに保つため、短距離移動や車での持ち運びに便利です。防水加工された素材なら、雨の日でも安心して使用できます。場所を取らず、手軽に保管・移動ができるのが最大の利点です。
DAVID LAYERでは、生地約15,000種類・裏地約1,000種類・ボタン約1,000種類の中から、お客様のお好みに合わせてカスタマイズが可能です。
採寸は0.5cm刻みできめ細かく行い、お客様の体型を隅々まで測定し、身体のクセや特徴を補正できるスーツを制作します。晴れの日の一着からビジネススーツまで、いろんなシーンに合わせたコーディネートをご提案いたします。
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お気軽にお問い合わせくださいませ。皆様にお会いできる日を楽しみにしております。
